創刊1996年

有機米給食の拡充へ|農産物の「認証制度」活用【鶴岡市議・遠藤初子】

2025/5/14 00:00

 私は2000年頃に「スローフード運動」と出会い、「スローフードジャパン」が設立された翌年に山形県内の仲間と山形支部を立ち上げ、日本各地の仲間と交流してきました。

「鶴岡 食の映画祭」

 鶴岡市は14年に日本で初めて、ユネスコ創造都市ネットワーク・食文化部門に認定されました。私は認定準備から関わり、16年には「おいしい鶴岡 食の映画祭」を立ち上げ、議員になるまでの6年実行委員長を務め、「映画×食」の活動に取り組みました。

 鶴岡市には山岳信仰の聖地である出羽三山や各地域に伝わる行事食、郷土料理も多くあり、代々自家採取し種を受け継ぎ育ててきた在来作物も60種を超えます。

学校給食発祥の地

 また、鶴岡市は「給食発祥の地」という歴史もあります。1889(明治22)年、寺院の住職たちが貧しい家庭の子どもたちも学校に通い勉強ができるようにと、お寺の本堂に「忠愛小学校」を作った際、貧しくて弁当を持ってくることができない子どもたちのために托鉢(たくはつ)を行い、昼食を作ったことが給食の始まりとされています。

 現在、鶴岡市では給食センターの老朽化が進み、建て替えと運営方式について、行政と議会、市民の間で意見を交わしてきました。この3月議会に市長は「新鶴岡市学校給食センター整備基本計画」を提案しました。まだ熟慮が足りないという理由でこれを撤回しました。

 撤回に至ったのは、調理部門を民間事業者に委託することとした市の提案に対し、市民団体や平和センター、私たち市長与党会派から強い反対を受けたことが大きな要因です。給食センターの運営について私たちの会は「市民の声・鶴岡」は、東京の武蔵野市のように一般社団法人を設立し、運営を委託する方式を提案しています。

 鶴岡市には、稲作や野菜作りにおける鶴岡I型及びII型特別栽培という鶴岡市独自の特別栽培農産物認証基準に基づいた認証制度があります。これは化学肥料を使用せず、除草剤の成分と回数もそれぞれ1種類を1回、3種類で3回と制限するものです。

 私は、この認証制度を活用した特別栽培農産物や有機農産物の拡大に力を入れ、現在年2回提供している有機米給食の更なる拡充とオーガニック給食の導入をもざし取り組んでいます。

10月市議選勝利へ

最後に、10月5日投票の鶴岡市議会議員選挙に、新社会党からご推薦をいただきありがとうございます。かい正康氏の選挙と合わせ、2期目の当選を目指して頑張ります。